昭和の思い出17 はじめてベッドで寝た朝
小学生までは妹と畳の部屋で布団を並べて
寝てましたが、
中学生になってベッドが欲しいと
親にお願いしました。
はじめてベッドで寝て翌朝目が覚めた時、
ベッドの傍らには大量の座布団が。
「なぜ私の部屋が座布団置き場に……?」
寝起きのぼんやりした頭で、
そう思ったのは覚えています。
ベッドの片側は壁に寄せられていたので、
もう片側から寝ぼけて床に落ちないよう、
母の配慮でした。
結局家を出るまでも、出た後も、
一度もベッドから床に
転げ落ちることはありませんでしたが、
目が覚めたらベッドと壁の間に
挟まっていたことはあります。
このベッドは私が修学旅行で
家を空けている間、
妹も使おうとしたのですが、
頭側にある本棚(当時300冊ほど
詰まっていた)の匂いで気持ち悪くなり、
諦めたそうです。
私は気にしたことは一度もないのですが、
本の匂いがダメだとは難儀な体質です。
それとも本当に私の部屋はくさいのだろうか?
でも友達が遊びに来ても、何も言われなかったし……。