昭和の思い出23 スイカが大きい
昭和の頃は今よりずっとスイカが大きく、
人の頭以上のサイズだった気がします。
冷蔵庫におさまらないので
洗い桶に水をためて冷やし、
持ち上げるのも一苦労で、
床にビニールシートを敷いて
その上にまな板を乗せて切ってたような。
私が小さかっただけかもと母に確認したら、
確かに昔の方が大きかったそうです。
祖父母に叔母、従姉妹と私と妹と、
食べる人数も多くて、そのサイズでも
物足りないくらいでした。
何故かアロエの鉢がずらりと並ぶ
縁側で、ほどよく冷えたスイカを食べるのは
今思うととても昭和的なイベントです。
※マンガのように種を外に吐き出したりは
してません。
クーラーもなく、扇風機もつける必要もなく
心地よい風が家の中を通り過ぎていき、
風鈴の音が、中庭で騒がしく鳴く
蝉の声に時折混じっていました。
30年ほどでクーラーなしでは
耐えられない暑さになるなんて
あの頃は思いもよりませんでした。
夕立もほとんどなくなりましたね。
ところで、夏のおやつの定番は
冷たく冷やした麦茶と陣太鼓ですが、
陣太鼓すごく小さくなったなぁ……。