子供は小さな台風 その2
「台風」はお正月、私の部屋で同時発生しました。
末の姪っ子は台所に置く場所がないためココにある
コーヒーメーカーとその一式が珍しいらしく
「わたし、こーひーやさん!」とコーヒーメーカーの
フタを開け、コーヒーの粉の入った密閉容器を持って
何度もひっくり返しては入れるマネをし、
(密閉したままなので何も出ない)
コーヒースプーンで粉を入れる仕草をしては
(実際には何も以下略)
傍のカップを取って「はい、こーひー!」と
笑顔で差し出します。
「ごくごく。Mちゃんのコーヒーはおいしいなー♪」と
飲んだフリをすると嬉しそうなので
そこはとても可愛い&和みですが
机の側では、下の甥っ子が引き出しを漁っては
特撮グッズや雑貨を出してもの珍しそうに
見ているので、すごく落ち着かない気分でした。
(今、猛烈に自分が二人欲しい……!!)
甥っ子は途中で隠していたゲンム目覚ましに気づき、
いじくりまわして音声を部屋中に響かせました。
「なぁぜ君が朝、目を覚ますことができるのか(略)」
「起きろ、我がモルモットになりたくば
今すぐ目をさませェ!!」
ウワーッハッハッハッハッハ……!!!
ハイテンションな悪役高笑いが、男児のツボに
刺さらないわけがなく、何度も何度も再生ボタンを
押します。
ところが3歳女児は「やだ……こわい…………」と
怯えるので慌てて取り上げましたが、
今度はまた別の何かが発掘され(以下ループ)
なお私が内心修羅場だった時、妹は両親と一緒に
コタツでくつろいでいた……。
いやホント、小さい子の相手は大変ですね(ぐったり)
ところでMちゃんはプリキュア好きと聞いていたのに、
何故にお兄ちゃんが発掘したルパパトの
プラスチックのバッグ(お絵かきセットが入ってたが
今は空)が気に入ってお持ち帰りしたの……?