昭和の思い出61 防犯たすき

「防犯たすき」をご存知ですか?

蛍光オレンジ、もしくは黄色のたすきで、
夕方暗くなったら掛けるようにと
学校から渡される代物です。

そんなのを学ランやセーラー服の上に
かけたら

想像するまでもなくダサい!!

昭和の中学生ですらそう思っていて、
私の知る限り、使ってる人を見ませんでした。

ところが先日、地元の中学生たちが
みんなそれ掛けて下校してて驚きました。

昭和の中学生が嫌がったものなのに、
平成生まれは受け入れているのか……!?

母に訊いてみたら
「最近は物騒でね、不審者も出るし……」

昭和の頃は、小学生の通学路の周辺でも
ろくに整備されてなくて、

川べりにはうっそうと雑草が生い茂り、
今思うと変質者とかがいくらでも
隠れられそうな場所がありました。

(私は妖怪が出ないかとか
そっちの方ばかり気にしてたけど)

キレイに整備されてからの方が
不審者が出るようになったというのも
不思議なものです。

あと通行する車両も増えているというのも
あるかもしれません。

私が小中学生の頃は、そもそも通学路周辺に
車も(生徒以外の)人も通りませんでしたからね。

あんなタスキ一つでも、時代の差を感じられるとは……。