父が推理モノ二時間ドラマ好きなので

定年してヒマなので一日中ずっと見てるのですが
食事時もつけっぱなしなので、
嫌でも目と耳に入ってきます。

ドラマそのものはともかく
耳が遠いので大音量のボリュームで

悲鳴や鳴き声、怒鳴り声などが
響くのはたまらんな……。

※なお「音が大きい」と注意するとすねるので
余計に面倒くさいことになります。

食事中に解剖した胃の内容物だの、殺人・性的暴行
シーンが流れるのも地味にキツい。

平穏な生活だからこそ「日常起こりそうな事件」を
他人事で見物しているのだろうけど、

この手の推理ドラマってぶっちゃけ辛気臭いんですよね。

モンスタークレーマーやモラハラ、ストーカーやら
詐欺師への復讐やら「誰にでも起こりうる」ことで
とにかく感情を揺さぶって盛り上げる作りなんだけど

オタクからすれば(もっと夢のある話を見ればいいのに……)
と思ってしまいますね。

特に足で事件を解決するタイプの刑事ほど
じっとりとした人情モノが多い傾向です。

その暗さを払拭するためか、刑事の身内が
妙に明るいテンションで、マンガみたいな説明台詞で
刑事を持ち上げるのが白々しくて……。

個人的に『科捜研の女』は好きです。
犯人の動機こそ上記のような辛気臭さがあっても

最新の科学捜査から、果てしないパズルのような
地道な探し物まで「捜査」に重点が置かれており、

(人情部分はラストで真相が明かされたり
土門刑事が取調室で怒鳴るくらい)

マリコさん周りもコント的お約束はあっても、本人が
妙に持ち上げられたりしないのがいいのかも。

あと最近のテレ朝推理モノだと、特撮出身の俳優が
出てるので、それだけで許せることもあります。

でも正直、テレビから離れた趣味を持ってほしいものです。

こういうテレビ漬け高齢者家庭、結構多そう……。