熊本・水前寺公園に行ってみた

せっかく地元に戻ったので、熊本観光を
してみようかと唐突に思い立つ。

産交バスの「水前寺公園前」で降りて
歩いて5分ほどの場所にあります。

もしくは市電の「水前寺公園停留所」

ちなみに水前寺駅通りバス停(通町筋行)の
真正面にある公園はその一部ではありますが

観光地として有名なのはもう少し奥まった場所にある
水前寺成趣園」の方です。

入場料は400円。

桃山様式の優美な回遊式庭園……だそうで、
水のキレイな広い池と、東海道五十三次を模した
小山が連なっていています。

「古今伝授の間」の庵の近くに茶店がありますので、
そこからお茶飲みながら庭園を眺めると
ちょっとしたお殿様気分かもしれません。

(寒いからやらなかったけど)

ちなみに「古今伝授の間」は細川幽斎
(『へうげもの』では細川元総理そっくりに
描かれている)が、

後陽成天皇の弟宮・八条宮智仁親王に「古今和歌集」の
奥義を伝授した場所なんだそうです。

当時、古今和歌集の奥義はごく一部の人間にしか
伝えられておらず、

それを知る細川幽斎を護るため、後陽成天皇
関ヶ原の際、包囲する石田軍に勅使を派遣しています。

その辺の知識があると、見方も変わってくるかも。

日本庭園だけでなく、能楽殿や出水神社、稲荷神社や
漱石の辞世の句の石碑など

歴史や伝統文化好きにはそれなりに見応えはありますが、
正直コレ「だけ」を目当てに熊本まで来るかというと……

やっぱり熊本城などがメインで、観光ルートの一つにしか
なれないんじゃないかな。

そのせいか周辺の寂れ感がハンパない。

昭和レトロというか……枯れてる感は
嫌いじゃないけども

結構シャッター閉まったままの古いお店があるし、
後ろに廃屋見えてるーー!!

中国語や関西弁の観光客は結構いたので
それなりにお客は来てるみたいなのがありがたい。

春になったら梅園を見に行こうかな……。
あと時期によっては薪能流鏑馬も開催されますよ。