母の昭和の思い出その4 恐怖のうさぎとび

母が高校生頃の話なので昭和40年前半、
西暦で言うと1963~65年になります。

その当時、母の学校では体育の授業での
うさぎとびが当たり前で、

ちょっとしたことでうさぎとびの
罰を受けてたそうです。

念のため解説すると、

深くしゃがんで手を後ろに組んだ状態で、
ぴょんぴょん飛び跳ねるという昔の
レーニング法です。

おそらく下半身強化のために考えられたものだと
思いますが、逆にヒザを痛める者が続出したため
今ではやらなくなりました。

84年のスポ根ドラマ『スクールウォーズ』で
ヒザに悪いと否定されるセリフがあり、

その頃には既に有害認定だったことが伺えます。

それ以前の作品の『巨人の星』EDや
リングにかけろ』1巻では普通にやってました。

ウチの母は高いところが苦手で飛行機も嫌がる
ほどなので、

学校の階段を三階まで、クラスの女子全員で
うさぎとびで上がらされた。めちゃくちゃ怖かった……!」

この思い出は最大級のトラウマらしい。

とはいえ、こんなの一歩間違えたら大惨事だよ!?

前述のごとく、後ろで手を組んでしゃがんだ状態で
階段から落ちたらどうなるか、

一人でも危ないけど、前にいる生徒が足でも滑らせたら
後ろの生徒まで巻き添えくらうとか、

そんなことも考えられない奴が教師とか
そっちの方が怖いわ!!

私が中学に上がり、生徒全員が体育会系部活を強制
されたのは86年。    

その頃すでにうさぎとびは絶滅していて
本当に良かった……!!!!

未だにやらせてるような指導者は流石にいませんよね……?