ねんざした話 その1

※痛い表現があります。ご注意ください。

数年前、引っ越したばかりの頃に郵便局へ行き、
石段を降りようとした時のことでした。

手には紙の地図を持っていて、ふと
視線がそこへ行ってしまったのです。

次の瞬間、足首がぐねっと曲がったまま
全体重がかかっていました。

「~~~~~~~~っ!!!!!」

言葉にならない激痛が、左側の足の甲から
足首までを襲います。

そのまま倒れましたが、すぐ起き上がり
慌ててその場を立ち去る元気はまだありました。

しかし歩くうちに、猛烈に左足の甲が熱くなってきます。

(ヤバい……コレ絶対あかんやつ……)

痛いというより「熱い」

この時までねんざも骨折も経験がなかったのですが
このどちらかだ、と確信しました。

すぐに病院をスマホで検索しても
午前中の診察は既に終わっている時刻。

どの病院も3時頃から診察再開するため、
とりあえずいったん自宅へ戻り、
ぷっくり腫れた患部を冷やすことに。

入れててよかった冷凍庫の保冷剤。

痛む足を引きずって病院へ出かけたら
「臨時休業」

とても隣駅まで向かう気力はなく、
すごすごと帰りました……。

翌日、レントゲンを撮ってねんざと判明、
湿布を貰いました。

骨折じゃなくて心からほっとしましたが、
約二か月、めんどくさい日々が続くのでした……。