屋根の上のマヨ
昨日の『仮面ライダージオウ』でマヨネーズこと
仮面ライダービーストを見たので思い出しました。
少し前の話ですが、当時住んでいた部屋の窓を開けたら、
向かいの家の屋根にマヨネーズがちょこんと立っていました。
(屋根の上のマヨ……)
咄嗟に鬼の副長か、古の魔法を使う仮面ライダーの
仕業かとオタク的発想をしましたが、
その次には(そうか……これこそが
シュールレアリズム……!!)と妙な感動を覚えました。
※シュールレアリズム(超現実主義)
20世紀を代表する芸術思想の一つ。
タダイスムの思想を受け継ぎつつフロイトの深層心理学の
影響を受け、非合理的なものや意識下の世界を追及、
芸術の革新を企てた。
電子辞書の「大辞泉」から引用しましたが
こんな不親切な解説でわかるかーーー!!!
故・中島らもさんはシュールレアリスムの説明をする時は
よくロートレアモンの詩を引用していたものです。
「手術台の上のミシンとこうもりがさ」と。
いずれも現実に普通にあるものだけど、一緒に並べると
何とも言えない変な気分になる。
それこそがシュールレアリズムということなんでしょうね。
というわけで、私にとってのシュールレアリズムを
最も端的に表現するのはこの
「屋根の上のマヨ」ということで。
多分カラスかネコの仕業なんでしょうけど、
なんかありがとう。