昭和の思い出4 図書館の貸し出しカード

耳をすませば』で雫が「天沢聖司」の
名前を覚えたきっかけが、
この貸し出しカードでした。

今はたいていの図書館がバーコードで
貸し出しを管理してますが、

昭和の頃は本の後ろに
貸し出しカードがあり、

それを抜いて名前と日付を書き入れ、
自分のクラスや番号が書かれた
小さい封筒に入れる。

(この封筒は図書館のカウンターで
クラスごとに分けて管理されている)

こういうのを「ブロック式」というらしいです。

昔、中学くらいの頃に図書館で本を
読んでたら、上級生らしい女子が

「学校に自分の名前を残したくて、
なるたけ借りる人が少ない本を借りて
名前を入れている」

と、友達に言っているのを聞きました。

※貸し出しが多い本は、
カードがあっという間に埋まって
すぐに取り替えられてしまう。

(そんな理由で読みもしない本を
借りる奴がいるのか……)と
ちょっと驚いたものです。

せっかく借りたんだから
読めばいいじゃん!

と、思ったけど面と向かっては
言えませんでした……。