三億円事件を扱ったフィクション作品

昨日で三億円事件から50年だそうで、
1968年だもんなぁ……としみじみ。

私も生まれる前の事件なのでピンと来ないのですが、
怪奇大作戦』と同年と言われると、

(もっと早い時期に起きてれば本編のネタに
なったかもしれない……)とか考えてしまいます。

色んな証拠品、色んな説があっても結局は
犯人が見つからないということで

余程多くの人の想像を掻き立てたらしく
たくさんのフィクション作品が作られました。

連続ドラマでいうと『悪魔のようなあいつ』(75~)

犯人兼主人公は当時大人気だったジュリーこと
沢田研二

若き日のジュリーがそれはそれは美しいのですが、
病気の発作に苦しむシーンがめっちゃ長い。

阿久悠が原作なせいか、作中でジュリーが
『時の過ぎ行くままに』を歌っています。
ここだけでも観てほしいくらい素敵。

確かラストは警官隊に蜂の巣ですが、
そのシーンも実に美しい……。

単発のスペシャルドラマでも

織田裕二が主役の『実録犯罪史シリーズ
新説・三億円事件』(91)

この時の犯人役の織田裕二をモデルに
炎の蜃気楼』主人公仰木高耶や
おいしい関係』の織田さんが生まれたらしい
実に偉大なドラマ。(というか織田裕二ありがとう)

※ググッても出典が出てこないのですが、
私の記憶では当時何かで見たはずなんですよ。

長瀬智也が犯人・父親がビートたけし
三億円事件』(00)

同じく長瀬智也主演の連続ドラマ
クロコーチ』(13)も三億円事件を扱いますが
こっちの長瀬は刑事役です。

福士蒼汰が主役の『モンタージュ 
三億円事件奇譚』(16)

と、常にイケメン俳優を犯人役に、
数年おきに作られています。

金田一少年の事件簿』でも「蝋人形城殺人事件」の
バックストーリーに三億円事件が使われてました。

他にもまだまだあります。

つい最近も「実は私が犯人でした」という内容の
本が出たりと、

昭和を代表する大事件だけに
これからもネタにされ続けるんでしょうね……。