昭和の思い出56 プリントゴッコで年賀状作り
この時期になると、プリントゴッコのことを思い出します。
簡単に説明すると、家庭用版下メーカー……かな?
1;まず原稿を用意。
鉛筆で書いたイラストか、コピー機に
かけたもの(カーボンを含んでいるのが必須)
多色刷りの場合はその数だけ原稿を
用意する。
例えば私の場合、ハガキサイズの
鉛筆書きイラスト+
「謹賀新年」などの文字をワープロ出力、
コピー機で拡大し、同じくハガキサイズの
紙に貼ったもの
これで二色刷りが可能になります。
2;原稿をプリントゴッコにセットすると、
専用のランプが発行、真上に置かれた
スクリーンに原稿を焼付けます。
(二色刷りだから二回繰り返す)
3;このスクリーンに専用インクを載せ、
本物の年賀状の裏面に一枚一枚ぺたぺたと
押し付けていきます。
プリントゴッコの専用ランプは4個セットで
売られていて、一度に2個使います。
二色刷りの場合一気に4個消費するので
失敗すると結構な出費でした。
そして発光の後、なんとも独特な
臭いがするんですよね。
プリントゴッコ専用インクは
金色とか特殊な色は結構高価でした。
今思うと面倒な作業だったんですが
当時は学生だったのと
年賀状出すのが当たり前の時代だったので
年末の恒例行事みたいなものでした。
今はデータで出力か、メールで済ませる人も
多いというのも時代の流れを感じます。
しかし10代の頃の、絵を描いてるだけで
脳内麻薬出まくってたのは何だったんだろう……?
ちなみに「プリントゴッコ」は既に本体及び
インクなど全ての販売を終了しています。
昔はこの時期になると、文房具売り場で
結構な面積を占めていたのにな……。