ディズニー『美女と野獣』で気づいた理想の王子様像

映画繋がりでもう一つ。

昔、友人たち3・4人で集まって『美女と野獣』の
アニメを観た時の話です。

誰かの部屋だったので、最初は茶菓子を片手に
雑談交じりで観ていましたが

そこはディズニーの名作、話が進むにつれ
みんな見入ってきます。

クライマックスで野獣が死にかける場面になると
涙ぐんでる人もいました。

オチはみな知っているのに、

(野獣さん……死なないで……)と
しんみりした空気が部屋中に蔓延。

ところがラストで野獣の呪いが解け、
王子様の姿に戻った途端、

「ちがーーーーーう!!!」
「こんなん王子様じゃない!!」

全員が口々にツッ込んでいました。

友人たちはオタクもオタクでない人もいましたが、
ムキムキマッチョな王子様は全員ダメだった。

友1「王子様はもっと線が細くないと」

友2「マッチョはありえん……!」

私も思いきり同意して

「王子様というのは金髪美形で線が細くて
優しい微笑みを浮かべてCV井上和彦さんで、

趣味はバラ作りでキツネ狩りの日に落馬して
若死にするんじゃないと!!」

思わず力説していましたが、よく考えたら
王子様じゃないですね、アンソニー

とはいえ、少女マンガの「憧れの王子様」は
線が細く、性格は穏やかで優しい微笑みを
浮かべる優等生タイプが大半ではないでしょうか。

個人的にはもっとキャラが濃い方が
好みではあるんですが、私が「王子様」と
聞いて真っ先に思い浮かべるのは

キャンディ・キャンディ』のアンソニーでした。
刷り込みおそるべし……。