昭和の思い出39 ゲームウォッチ

若い人はどんな時計?と思ってしまいそうですが、

1980年頃、任天堂から発売された
携帯型ゲーム機のことです。

今時のゲーム機のように、ソフトを入れ替えて
遊ぶのではなく、

一つ買ったらそのゲームしかできないものでした。

高価なオモチャだったため、二つ以上持ってる人は
私の周りにはいなかったようです。

ウチは流行りものは買い与えないポリシーだったので
何度か友達の家でプレイさせてもらいました。

ドンキーコング』と『ファイア』だけですが、
初心者でトロいものだからすぐ終わりました……。

『ファイア』はビル火災の中、落ちてくる人を
タンカで受け止め、3回バウンドさせて
救急車に乗せるというゲーム。

今だと「不謹慎だ!!」と怒られそうですね。

尤も落ちてくる人も、タンカ持ってる人も
棒人間なので、深刻さはカケラもありません。

最初はゆっくり落ちてきますが、
どんどんペースが早くなっていきます。

「もう一回、もう一回……」とやってるうちに
だんだん友達の顔が険しくなってきたので
(当たり前)

途中でやめました。

ただ、皆が夢中になる気持ちはよくわかりました。

数年後にはファミコンゲームウォッチ
代わり、大ブームになるのですが
ウチは(以下略)

それにしても、私が小さい頃は鬼ごっこの類や
カン蹴りなどお金のかからない
遊びの方が多かったのに

80年代、昭和で言うと55年頃を境に、
子供一人あたりに掛かるオモチャ代が

何倍にも膨れ上がってるのは
間違いないと思います。

親世代も好きだから子供と一緒にプレイすると
いうパターンもあるでしょうね。

野球少年の甥っ子の周りもスポーツ好きな子が多いようで
未だにゲーム機、デッキを組むような高価な
カードゲームとは無縁でいるようです。

でもトランプとUNOはめっさ強い……。