昭和の思い出29 カブトムシは貰うもの

先日散歩中、あるお店の店頭にカブトムシを入れた
虫かごが置かれてて「1200円」の値札がついてるのを
見かけました。

(ペットショップじゃないのに……商魂たくましいな)

(どういう経緯で手に入れたんだろう?)

と心の中で突っ込みつつ、何とも言えない気分に。

田舎育ちの私にとっては未だに
「カブトムシは貰うもの」という認識です。

子供の頃、叔母が健康のために早朝ウォーキングを
始めて、何故かカブトムシをお土産にくれました。

歩いてると、その辺の木にびっしりと
くっついてたそうです。

私はカブトムシは好きだけど、飼いたいほどでは
なかったので、妹が貰って世話してました。

ちゃんとおがくずを敷いて、ぶっとい木の枝を置いたり
イカをあげたりしてましたね。

そんな妹がママになってるので、甥っ子も
もれなくカブトムシやクワガタが大好きです。

今も何匹か飼ってるそうで。

以前甥っ子が「たからもの見せてあげるー」と
ポケットの中身を自慢げに出してくれた時は、

指先くらいのカブトムシやクワガタ、恐竜の
小さいフィギュア(お菓子のおまけっぽい)が
ずらりと並んでいて

正しく小学生男児の宝物や……!!
と妙な感動を覚えました。

大人のつける値段はどう変わろうとも、
子供のカブトムシやクワガタ好きは
変わらないのでしょうね。