昭和の思い出19 チャンネル争い
今でこそテレビは一人一台どころか、
スマホやタブレットからいつでもどこでも
ネットで動画配信が観れる状況ですが、
昭和の頃はテレビは一家に一台で、
録画機器のない家庭も多かったのです。
そういう家は、今放送中の番組を
一つしか観れないため、
「チャンネル争い」が
繰り広げられていました。
とはいえ、私の要望など
「お姉ちゃんでしょ、妹に譲ってあげなさい」
の一言で終了でした。
しかし妹が観たがった『スプーンおばさん』は
月~金の10分間番組。
毎日観てるわけじゃないけど!
『スプーンおばさん』も好きだけど!!
5;30~6;00台のアニメを全て、
ラスト直前でチャンネルを変えられるのは
あまりに理不尽です。
どうしても!どうしてもコレだけは!!
と頼み込んで30分を確保したのは
『銀河烈風バクシンガー』でした。
あと『夢の星のボタンノーズ』を
どうしても妹が観たいと言い張ったので、
私は『Zガンダム』をリアルタイムで
観ていません。
しかし一番理不尽な目に遭ってたのは
孫が来ていると相撲が見れなかった
祖父だったと、大人になって気がつきました。
ごめんね、じいちゃん。
「チャンネル争い」なんてもはや死語ですが、
ケンカしてまでも観たい番組がなくなったのは
皮肉というかなんというか……。